2023年、有馬記念

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そうだ、競馬場に行こう

じつは、2023年になって競馬に興味が出てきた。

ウマ娘を始めたことや馬と触れ合う機会があったり、きっかけはいろいろあったけど、まだ競馬場で現地観戦したことがなかった。

2023年12月24日、ちょうど東京に行くのでこれは現地観戦するしかないと思い指定席抽選に応募。

しかし落選。

まただ!と入場券に応募。

これは当選。

そして、人生初の競馬現地観戦は有馬記念。2023年暮れの中山競馬場になったのだった。

つい先日入居した社員寮から電車を乗り継いで船橋法典駅へ(東京駅で総武線の表示が見つからなくて焦った。田舎町者には本当にダンジョンな都会の駅)

駅から地下道を抜けて入場ゲートを突破。

また地下道を通って場内へ、スタンドへの入り口を抜けてターフが見えた時の感動は忘れられない。

開放的な空の青色と、敷き詰められた芝生の緑のコントラストが美しかった。

10時に入場したから有馬記念の出走時刻15:40までまだ、時間がある。すると「ガタンッ」と音がして観戦が上がる。すると目の前のコースを馬たちが走り抜けていった。

「すげー!競馬だー!」と心の中で叫び、テンションが上がる。

よし、せっかくきたからやるしかない。まずは競馬新聞売り場を探した。実は競馬新聞も買ったことはない。

500円。高けぇ〜!

と、また心の中で叫びながら500円を出す。

そしてふと気づく、パドックに行ってみよう!

初めての生パドック、テレビで見ていたパドックに感動しつつ馬を見てみる。

みんな毛並みツヤツヤ、そして筋肉ムキムキ。

この子だな。と直感にピピッときた子を新聞にマーク。

馬券は買わず、スタンドに戻ってレースを観戦。

結果は残念。

まあ、そうだよな。と馬券は買わずにその後も

ぱどで馬を眺める気になる子を見つけて、エアで馬券を買う。

推し馬が決まらない

こんなことを何回かしつつ、有馬記念の馬券を考える。

実は有馬記念当日になっても、どの馬を買うか決められていなかった。

でも気になっている馬はいる、タイトルホルダーだ。

2023年、春の天皇賞。2022年の活躍から、

これはタイトルホルダーでしょ!と、人生で初めて馬券を購入。

単勝、タイトルホルダー、100円。

結果はタイトルホルダー競争中止。

こんなことあるのか!すっきりしない競馬デビュー。

そんな思い出のタイトルホルダーが、この有馬でラストラン。

最後の最後で勝つ姿が見たい。

そしてもう一頭、ドウデュースのことも応援したくなっていた。

秋の天皇賞で、騎乗予定だって武豊騎手が直前に馬に蹴られケガ。

リハビリ中の心の支えはドウデュースでした。なんてインタビューを見たら、ここで武豊が有馬を買って復活する姿が見たくなった。

ネット記事やYouTubeの予想動画を見ると、他の馬が人気のようでどうしたらいいか分からなくなった。ロマンを取るか現実を取るか。悩む。

でも、ここで現実的な方に走ったら後から後悔する。

そう思って4番タイトルホルダーと5番ドウデュースを書うことにした。

そして今回やってみたかった買い方があった。複数の馬を選んで何通りも組み合わせを買ってみる。という方法。

3連複?ワイド?悩む。

ここまで、タイトルホルダー、ドウデュースは決まった。

もう1,2頭選びたい。

そこで、競馬新聞が推していた10番ジャスティンパレスを選ぶ。

ただ、外枠の16番スターズオンアースと15番スルーセブンシーズも気になる。でもあまり点数を多くするとかかる金額も多くなるからなぁ。

と考えていると、新聞のおすすめ3連複の欄、4-10-16の組み合わせが目に飛び込んできた。

よし!3連複だ!!

なんかルメールが気になるというか、やってくれそうだから16番スターズオンアース!

こうして4,5,10,16の3連複の全組み合わせで買うことにした。

金額は200円。と思ったが、となると800円になるし各100円で。

そして暮れの中山、決戦の時

どこで観戦するか迷ったが、どうせ人も多いだろうからいい位置で観戦することより、パドックで間近で馬たちを見ることにした。

パドックはそれまでのレースとは雰囲気が違う。高そうな服を着た馬主や高そうな服を着た小学生ぐらいの男の子や女の子がいる。

「あのガキは人生勝ち組だなあー」

どこからかそんな声が聞こえてきた。

うーん。確かに。それには同意。

このパドックの柵を隔てて住んでる世界が違うなー。

と考えていると、パドック内に緊張感が走る。馬の入場だ。

スマホで見ていた馬たちを目の前にすると、スターのオーラというか歴代のガンダム全員集合。みたいなすごい空間だった。

そして、推し馬タイトルホルダー、ドウデュースとご対面。

タイトルホルダーは磨き上げられたバーのテーブルというか、年月を重ねた落ち着きの様なものを感じた。でも少し華奢見えて、全盛期は過ぎたのだなと少し寂しくなる。

ドウデュースは、後ろ脚の筋肉がモリモリでなんじゃこりゃ!と驚き。毛もツヤツヤでウィスキーの瓶みたいだった。

ここまで、パドックでのいろんな馬たちとレース結果を見てて

「毛艶のいい馬は勝ちそう」という自分的法則が生まれた。

ファンファーレがなってざわめいていた観客がゲートインでは静かになり。ゲートが開いて歓声に包まれた記憶の中、脳裏に焼き付いているのは、「えっ、結構逃げてる」と思った第3コーナーでタイトルホルダーが見せた逃げ。からの第4コーナー回って直線に入る時のグングン加速したドウデュースのお尻と武豊の白い勝負服。

その瞬間、

①4番タイトルホルダーは今のところトップで逃げている

②5番ドウデュースが加速している

これは!?!?

と身体中が鳥肌を超えて脳天からつま先までビリビリと痺れた。

そして

1着、5番ドウデュース

2着、16番スターズオンアース

3着、4番タイトルホルダー

え、当たった。

「ゆたかーー!!!」「ドウデュースーー!!!」

と歓声の上がる中信じられない気持ちで電光掲示板の数字を見ていた。

しかも4着は10番ジャスティンパレス。

選んだ4頭が1〜4着になった。

表彰式、武豊が長澤まさみに花束を受け取る時

テーン、テーン、テテーン、テーン

というあのBGMに表彰されている気分だった。

大勝利した競馬。ギャンブルに沼らないよう気をつけなくては。

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