3行日記(2025/10/30)

未分類

嬉しくて嬉しくて、にやけてしまうたび腹の底から温かくなる。これと同種で同程度の嬉しさは、これまでの人生の一体どのそれと同じだろう。

新人研修時代に同じ組になり、5ヶ月を一緒に過ごした同期が自分のいる課に移動してくる。本人からそれを聞いた時の驚きと嬉しさたるや。そして、ずっと心に泥となって沈んでいた物が吹き飛ばされたような気がした。同期は移動してくると、今までと勝手の違いすぎる環境と仕事に戸惑い不安になると思う。自分ならそうなってしまう。
だから、自分が同期を支え、守る。この課で上手くやっていけるように全力でサポートする。女性の後輩に絡んでくる厄介な先輩の吹かす先輩風から盾になって守る。
「守る物ができると、人は強くなる」とは誰の言葉だっただろう。自分が仕事の知識を蓄え経験を蓄え成長する意味、理由がひとつ増えた。

もう一度、この嬉しさを噛み締めていると、ふっと一筋の記憶を思い出した。中学校の英語の時間、当時大好きだった音楽の先生がヘルプで授業に参加した。英語の暗唱をその先生にチェックしてもらう。英語の先生だっていたけれど、大好きなその先生の列にだけ並び続けた。暗唱をしている間は先生を独り占め、先生は自分の声だけに耳を傾けている。

その時と同じ温かさを、いま感じていた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました